Momokami ももかみ

追放したくせに、今更私の力が必要だって気付きました? もう戻りませんよ(ランキング)

小説投稿サイト「小説家になろう」に掲載されている 『追放したくせに、今更私の力が必要だって気付きました? もう戻りませんよ』 のポイントとランキングデータの一覧。 各データは「小説家になろう」のAPIで取得した2021年10月14日時点の情報。

作者:鈴村
異世界〔恋愛〕 連載 N5060HG
全11部 10,414文字(1話平均947文字)
2021-10-13 ~ 2021-10-13

「イザベル、お前との婚約を破棄する」 「なぜですか? ジェラルド殿下」  いつかこんな時が来るのではないかと思っていたので、私はそこまで驚かなかった。 「お前が、癒しの力を使える聖女だという理由で婚約したが、結局お前は何もしていないではないか。私が魔獣に噛まれた傷口を治療してくれたのも、そのあと痛み止めを調合してくれたのも、腕利きの医者だ。お前は私のそばで祈るだけで、特に何もしている様子はない。そんな奴と婚約した私も愚かだが、婚約破棄したいと思う理由には十分だ」 「そんな……、ジェラルド殿下は勘違いされています。私が祈っていたのは、ジェラルド殿下の体内にある魔獣の呪いから守るためです。私が祈りを止めると、体内にある魔獣の呪いが、ジェラルド殿下の体を蝕んでいきます。ですから……」 「その言い訳は聞きあきた! どうせ、宮殿で楽に暮らしたいから、聖女の力があるなどと言ったのだろう。私を利用する気だったのだろうが、そうはいかんぞ。お前は、国外追放だ!」 「そんな、追放だなんて……」 「私をだましたのだ。当然のことだろう」 「私、だましてなんかいません!」  私の抗議は、聞き入れてもらえなかった。  ジェラルド殿下の命令で、兵たちが私を拘束し、部屋から追い出された。      *  私は荷物をまとめて国を出た。  なんて理不尽なのだろう。私は嘘なんてついていない。  だが、ジェラルド殿下には、何度言っても信じてもらえない。今まで必死に説明していたのが、馬鹿らしく思えてきた。  それに、私の説明が信じられなくても、ジェラルド殿下はいずれ、私が言っていたことが本当のことだったと気付くだろう。  気付くのは、魔獣の呪いで体が蝕まれてきたころだけど。  あとになって泣きつかれようが、殿下の体がどうなろうが、もう私の知ったことではない。 

アクセス解析

ランキング掲載履歴

APIの仕様により、総合は300位以内、ジャンル別は100位以内に入ると記録されます。 ジャンルが「-」の場合は「総合」またはデータなし。 最大直近100件まで表示。

日付タイプジャンル順位ポイント
(pt)
2021年10月14日日間異世界〔恋愛〕39458
2021年10月14日日間-90458
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